
ている立場、私どもの国家が信じていることを、全員一致で、再確認したわけであります。私どもがコンセンサスを作っていくうえでフィリピンの代表団がカイロ会議の中でとった政策が、「セブン・ポイント・プログラム」であり、私どもの人口と開発の政策にそれを盛り込んだわけでございます。 その7つのポイントは; 1)人の生命・生活は聖なるものであり、我々はそれを最大限尊重していかなければならない。人工中絶が家族計画として推進されてはいけない。 2)家族が社会のもっとも基本的な単位であり、そして男性と女性の二人の間の永続的な関係による結婚を基礎として形成されるものであり、子供の教育に貢献し、その人生を共有する。婚姻は家族の基礎であり、国家として結婚制度を守るべきである。 3)家族・家庭が国家の基盤となり、すべての開発の原点になる。 4)国家は、国家建設における女性の役割を必要不可欠なものとして認識し、法の下で、男女が基本的な平等を獲得できるようにするべきである。 5)国家は、−それは、宗教的、そして道徳的な心情に基づく良心の自由を認める。そして、それは共通の利益と一致したものでなくてはならない。政府の政策としても、私たちが持つ自由と人間の生に対する尊敬に基づいたすべての計画の基礎として家族を位置づけ情報を提供する。 6)国家は、家族の基礎としての配偶者の権利を守る。それは宗教、道徳的な心情、信念と一致したものであり、親としての責任を果たすうえでも必要なことであるる。 7)そして人間開発は政治、経済から文化、宗教に至るまでの人々のニーズや願望を解決するような全体的な視野の下で考えていかねばならない。 以上の7点であります。 この考え方に基づき、カイロでフィリピンの代表団は、特に人口・開発プログラムを実施する場合に、それぞれの文化的な価値と一致するプログラムを考えていかなければならないということを強調したのであります。このプログラムは相乗効果を期待
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